インキュベートの法則(21日間の法則)とは?21日間で習慣化しない時の対処法も解説

「何やっても続かない…習慣化できない…ダメだ…」と、自分がダメ人間なんじゃないかと思うことありますよね。

がむしゃらに自分を奮い立たせても、結果的に3日坊主で終わってしまう。。

なんなら、1日でほとんどのやる気を持ってかれてしまい、2日間は惰性で頑張る…みたいな。

それで悩んで色々と調べていく中で、『インキュベートの法則(21日間の法則)』というものを知ってから、習慣化できることが圧倒的に増えました。

しかし、この法則、正しく理解していないと、使いこなせないものだったので、ずいぶんと色々試して失敗しました。。

今回のコラムでは、インキュベートの法則(21日間の法則)について、実体験をもとに正しく扱う方法を大公開していきます。

インキュベートの法則(21日間の法則)とは?

インキュベートの法則(21日間の法則)とは、21日間継続できれば、新しい行動パターンが習慣化されるというものです。

この法則は、1960年代に心理学者のMaxwell Maltz氏が提唱していたそうです。

古くから言われている法則で、今だに使われているのだから、きっと効果が高いのだろう。

確かに、21日間も継続できていれば、習慣化されても不思議じゃないよな。

しかし、なんで21日間なんだ?もっとキリの良い数字あるだろ。とも思ってました。

そこはさすが、しっかりと21日間で習慣化される理由があったのです。

なぜ21日間で習慣化できるのか

21日間というのは、人間の脳の神経回路を新しく形成しやすい期間と言われています。

1日、1日と習慣化したいことを積み上げていくと、神経回路が日に日に鍛えられて、最終的には、『なかなか切れない強い神経回路』が出来上がるというわけです。

ここで重要なのは、神経回路が強化されて、習慣化されるという点。

ん?待てよ。21日間続けても、神経回路があまり強化されていなかったら、結果として習慣化されないってこと?

そうなんです。ここは個人差がある部分で、21日間というのはあくまで「そのぐらいの期間で習慣化されます」という目安の期間なのです。

インキュベートの法則(21日間の法則)を活用して習慣化する4つのステップ

最初聞いたときには「ほー、21日間継続か。そもそも21日間継続することが難しいだろ」って思ってました。

だって「習慣化する方法」を100万回検索していた私は、継続が苦手なのだから。

でもね、要点を押さえることで21日間の継続にすんなり成功したのです。

もちろん、最初から上手くいったわけではなく、めちゃめちゃ失敗しました。失敗した上での成功です。

だからこそ、誰にも語れない『かゆいところに手が届く21日間の継続方法』を発見できたので、公開します。

ステップ1:習慣化のタイプを見極める

【タイプ別】習慣化できない人の4つの特徴と対処法』という記事で解説したのですが、習慣化に失敗するパターンには4つあります。

  1. 小さなことをコツコツ継続しようとしている
  2. ハードルが高いことを継続しようとしている
  3. やる前から継続できないイメージがある
  4. 毎日継続すべきだと思い込んでしまう

まずは、あなたがどのパターンで習慣化に失敗する人なのかを見極めてください。

上記のうち、4番で失敗する人は、そもそもインキュベートの法則を使った習慣化が向いていないので、違う方法での習慣化がおすすめです。

1~3番のどれに当てはまるか分かったら、次のステップに進みましょう。

ステップ2:タイプに合った習慣化の方法を考える

こちらも『【タイプ別】習慣化できない人の4つの特徴と対処法』で解説していますが、いつもやっている失敗パターンを繰り返していては習慣化はできません。

仮に、21日間気合いで継続できたとしても、結果として習慣化されないということが起こってしまいます。

だからこそ、これまでの失敗パターンに対する対処法を試す必要があります。

この時、21日間は毎日継続することが前提なのを忘れずに。

対処法は、先ほどの記事で解説しているので、何を実践するのか考えてみてください。

ステップ3:タイプに合った習慣化の方法を1日だけ実行してみる

インキュベートの法則は、21日間は継続しないと効果が発揮されません。

そのため、1日だけ試してみて、感覚的に「続きそうか?」をチェックする必要があります。

  1. それを続けて結果が出るのか
  2. 明日も継続できるのか

この2点を確認しましょう。

どちらか1つが当てはまらない場合には、その方法もあなたの失敗パターンなので、違う方法を試してください。

もし、2つとも当てはまる場合には、成功パターンの可能性が高いので、次のステップに進んでください。

ステップ4:調整しながら21日間継続してみる

先ほどお伝えした

  1. それを続けて結果が出るのか
  2. 明日も継続できるのか

という基準で、毎日確認して『やる内容を調整しながら』21日間継続しましょう。

例えば、ダイエットのために『毎日走る』と決めたら、

  • 走る距離

を調整できます。

走り過ぎると、翌日走れなくなるし、走らなすぎると、結果が出ないので意味がないですよね。

そのため、『結果を出すために、最低◯キロ走る』と最低ラインを決めて、可能な限り距離を伸ばす形で毎日調整するのがおすすめです。

できるだけ無理なく、21日間継続できて、結果もきちんと出すことができれば、ほとんどの人は習慣化できます。

しかし、「21日間継続したけど、それでも習慣化できない」という人も一定数います。

21日間継続しても習慣化されない人の原因と対処法

「21日間やってみたけど、習慣化できません」という人、私の周りに何人も続出してます。

実際に、いろんなことで21日間継続してみた私も、習慣化されていないことがいくつもありました。

そして、習慣化されていないことを見ていくと、ある共通した原因と対処法が見えてきます。

21日間で習慣化されない時の原因

そもそも習慣化を妨げるものは、なんでしょうか?

それは、『ガッカリしてしまうこと』です。

ガッカリすると、鍛えた神経回路を緩めてしまう現象が起こります。

せっかく+1された神経回路に対して、−1されてしまい0になってしまう感じです。

ガッカリするタイミングは、いろいろな場面で起こります。

例えば、痩せるためにダイエットしている人なら、

  • ジムに行った翌日に、体重計に乗って「全然体重が減ってない…」と思ってしまう
  • 昨日筋トレしたのに、次の日に鏡を見ても、身体のどこが変わったのか分からない

といったガッカリが常に付きまといます。

なんなら、ガッカリする回数が多すぎて−100くらいになっている人も見かけます。

このガッカリは、「短期間で成果が出ないとガッカリする」とも言い換えられます。

21日間の中で、ものすごく変化が分かりやすいものであれば、習慣化されるかもしれません。

しかし、すぐ結果に出ることの方が圧倒的に少ないです。

「おいおい、このままの話だと、結果を追い求めずに頑張れってことにならない?」

と思った方も多いでしょう。違います。

ちゃんと明確な対処法を見つけておいたので、これからお伝えしていきます。

21日間で習慣化されない時の対処法

結論から言うと、21日間で習慣化されない時の対処法は、『21日間で1度もガッカリしない』です。

そもそも、21日間でガッカリするタイミングがあると、-1がどんどん増えて、神経回路が強化されないために習慣化されないのが原因でした。

だったら、ガッカリの元となっている『結果を見ること』を完全にやめればOKです。

21日間は、結果を見ずに、ガッカリすることはやめる。

22日目に結果を見てガッカリしても、神経回路が十分に強化されている状態なので、すでに習慣化されています。

まとめ

インキュベートの法則(21日間の法則)とは、21日間継続できれば習慣化されるというもの。

ただ、21日間継続するのも、なかなかハードルが高いので、4つのステップで21日間無理なく継続できる流れを解説しました。

それでも習慣化されないケースも稀にあるため、その原因と対処法も合わせてまとめています。

習慣化できない全てのことに、原因と対処法が存在するので、「習慣化できたことがない…」と苦手意識がある方こそ、本コラムで解説した方法をぜひやってみてください。

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